実家の味を求めて ~すいとん~
そろそろネタ切れ過ぎて何も話すことがないです。
週の折返し、水曜日ですね。
ふと昨日の夜から「すいとん」が食べたくなって今日は「すいとん」を作ってました。
なんですいとんが食べたくなったかというと、これが自分の母親がよく作ってくれた料理でこの味が久々に食べたくなったからという単純な理由ですが。今日はそんな「味」に関する話題から。
一人暮らしをはじめてもう二年目なのですが、ほぼ毎日夜ご飯は自炊をしてましてだいぶ料理のレパートリーも増えて休日の楽しみが料理になってる自分なのですが
どうしても再現できない味というのが、母親の手料理の味。いわゆる「おふくろの味」というものですね。
結局、色んな料理を作ってきたんですけど自分の舌だよりなのでどうしても自分が満足する美味しさに偏ってしまって自分でも果たしてこれが美味しいのかどうか最近疑問符がつくようになってきまして。
んでじゃあ自分の味覚の原点は?と考えてみると母親の手料理がそのリファレンスとなっているわけですが。その味はしっかり覚えているのになかなか再現できなくて結構苦労してました。
実家の料理は別に特段まずいわけでもなく、どびきり美味しいわけでもなかった家庭に育ってきたのですが、我が家の味を象徴してる料理をピックアップしてみると
「すいとん」
「お雑煮」
「けんちん汁」
この三種類が候補にあがるわけです。
「すいとん」は後で話すとして、
「お雑煮」はいわゆる関東だしに里芋が入って後におもちを入れるごくごく普通のお雑煮なのですが正月に毎年食ってるからか、この味だけは鮮明に脳内に残ってるんですよね。
「けんちん汁」はうちのばあちゃんがこれまた正月に親戚が集まったときに必ず提供される料理で、野菜の旨み、油揚げの油、豚肉の細切れエキスがふんだんに溶け込んでいるせいでこれがめちゃくちゃ美味しくて脳内に残っているんですよね。
それで本題の「すいとん」ですが、これは母親が余った野菜を入れて小麦粉を水で練ったものをいれるごくごく普通のレシピなんですけど。これが美味くて美味くて…
それで昨日その味が急に食べたくなって、母親にレシピを教えてもらったんですね。
まぁ母親は
「レシピなんてないわ!」
と言ってましたが、何入れてんのか、出汁は何してんのか事細かく聞いてほぼ実験みたいに今日は料理を作ってたんですけど
これがね。再現できたんですよ。
まじで美味かった。仕事終わりに塩味が欲しかったのか知らないですけど激ウマでここに実家がやってきたわあああ!なんて一人で感激してました。
まぁ何が違ったのかって煮込む時間だったんですけど。
ほぼ毎日料理をしてても未だに発見があるから、面白いもんですね。
今度はばあちゃんにけんちん汁を教えてもらおうかな。