パラレル処理を求められる現代
未だにこの間買った、太田光氏の「芸人人語」を読み漁っている訳だが
全然読み終わらない。むしろ変な事を考えすぎて頭に入ってこない。
何を考えていたかというと
現代人、パラレル処理をする能力が高すぎる問題。
自分はこのパラレル処理がめっきり苦手なもので
仕事でもものすごく効率が悪い。一つのことは集中して終わらせたいし他の案件があったらそれは次の日に後回ししたい。
だけど急ぎの案件だとそんな事もできず、自分の頭の中はパニック状態になりながら仕事をしているわけだが。
本を読む、ゲームをする、テレビをするは娯楽な訳だが、その娯楽を存分に楽しもうと思うとものすごく時間がかかることに最近気づき始めた。
そう、まるで仕事をしているかの様に自分は趣味を楽しんでいるんではないか?と。
だって本を読むのに毎日1時間かけて5ページぐらいを読んだかと思ったら、好きなパーソナリティのラジオを聞くのに3時間かかるし
なんなら特番であのパーソナリティがニッポン放送に出たと言うもんならそれを4時間聞かなくちゃいけない。
まあ今のはだいぶ誇張しているが、どうも“同時“に楽しむことができい。
この間、ナイツのザ・ラジオショー(ニッポン放送)を仕事しながら聴いていた時、塙氏が
「朝ドラを見ながら漫画を読んで〜」みたいな話をして、相方の土屋氏が「いやいや内容入るのそれ?」みたいな掛け合いをしているのを偶然耳に入れた。
自分も物凄くその時納得し、それはある特定の人物が持てるもはや才能に近いのかなと思った。
かの聖徳太子も10人同時に聞き分けられたという伝説があるが、人間そんなに優秀なものではない。パソコンみたいにマルチコアやクアッドコアを持ってるわけではないので無理なわけである。
でもそれを成し遂げてしまう人は世の中にいる訳で、とんでもないなと思った。実際、塙氏はしっかり朝ドラの内容話してましたからね。
話を戻すと、仕事でも多種多様な事をやっている現場なのでその能力は是非とも欲しい。喉から手が出るほど欲しい能力である。
今抱えている仕事をしながら新技術の規格書を読んでとか無理である。それに規格書が英語と来たらそれはもう終わりである。
あーあ、パラレル処理できる様にならないかな。
ゲームしながら本読んでラジオも聞ければ時間短縮になるんだけどなぁ。
結局ただの効率厨じゃねぇか!全くひどい話である。