ニンテンドーDS Liteを改造したゲームボーイマクロを作ってみる その1
思いつき
自分の職業はハードウエア屋さんでして、なにかギークな記事でもたまには書いてみようかなと思っており一つ面白そうなことに挑戦してみました。
最近、レトロゲームが人気を得てるようで
復刻やリメイク、バーチャルコンソールで配信されないゲームを実機でやるのが流行ってるそうですが、その中でもゲームボーイアドバンスシリーズが今熱を帯びてるらしく
発売から20年近く経ち、その人気が戻ってきて今や中古のゲームボーイアドバンスがものすごく高騰しているらしいです。
中古でも8000円ぐらいするそうで、それをIPS液晶やアルミ削り出しのケースに置換したりと改造も盛んに行われてるようです。
そんな中古市場で手に入らないゲームボーイアドバンスの代わりに、その数年後に発売されたニンテンドーDSシリーズの初期モデルがゲームボーイアドバンスの互換機として動くわけで、その機能だけを利用してゲームボーイアドバンス風にするのが流行ってるらしいです。
その名も一時期発売されていたゲームボーイミクロにあやかって「ゲームボーイマクロ」です。
購入したもの
今回、近くのハードオフに行ったらたまたま状態の良いニンテンドーDS Liteがあったので買ってきました。500円です。
外装はとても綺麗ですが、下画面の液晶が割れていました。ここがジャンク理由です。
他のDS Liteがあれば部品取りも考えたんですが、面倒なのでAliExpressで怪しい液晶を買いました。
さて、どのように改造するかですがGoogle先生で検索すれば色々出てきます。参考にしたページは以下の通り。分解方法はおなじみifixitさんです。
説明は割愛しますがこのゲームボーイマクロ改造に必要なものはあと330Ωの抵抗です。
リード抵抗でもいいらしいですがチップ抵抗のほうが見た目がいいのでチップ抵抗にしました。1608サイズで十分だと思います。ただの上画面液晶信号を誤認識させるだけなので。
ハンダを行う場所も工場出荷時検査で使用するテストポイントにハンダするだけです。
あと、DSのゲームスロットもいらないみたいです。幸いにもゲームスロットは4点のGNDと信号線しかはんだ付けされていないので簡単に取れます。これがGNDにベタ付されていると結構厄介です。
仮組み状態
そして完成した仮組みの状態がこちら。下画面だけで結構違和感あり。
誤ってネジを間違えシェルを貫通させる大変アホなことをしましたがご愛嬌。DS Liteのエナメルネイビーカラー、結構おしゃれです。
あとは液晶が到着したら埋め込むだけです。来たらまたブログに載せます。
やっぱりゲーム機改造は楽しいですね。